乾いたトラックは乾季の雨に抱れて

決勝はドライスタート。走り出し早々２,３周で雨粒がきます。５周目ドライタイヤで走るには路面が濡れていますがエンジニアが指示するまではピットインは我慢。翌６周目に無線が入りインターミディエイトへ履き替えのためピットへ駆け込みます。ポジションはそのまま維持でコースイン。インターミディエイトでスティント繋ぎつつ、ウェットタイヤコンディション待ちでレース周回を重ねる、レース終盤で雨足は早くなり「まだか？まだなのか？」とチームラジオに耳を傾けながら３２周目に(！)ようやくエンジニアからウェットタイヤ打診されるもライバルは一向に動かない…！インターミディエイトで走りきらないと表彰台獲得は遠のく。コンディションに合わないタイヤと格闘しながらファイナルラップはギア４速５速でもホイールスピン(笑)。ズリズリ走行のままゴールとなり混沌な状況となりました。

また全体のレースペースが遅い展開になると時間経過によりライバルがウェットタイヤへ履き替える場面もあり、中には全車ピットインでゴールする衝撃的なチェッカーもあります。

F1 2014 Canadian GP Marussia Demo Run 【動画解説】オープニングラップのチャンスは通常ターン６まで。マルシャでターン８のパッシングシーンがレアケースだったのでご紹介。ターン６で通常ラインより内側で直線的なライン取りでレイトブレーキを仕掛けて相手のクリップ崩し。この距離感だとハミルトンを一撃で仕留めることはできなかった訳ですが、並んだサイドから一旦引いて背後へ貼りつき、スリップ＆燃料リッチで複合型連続のパッシングとなりました。

参考：ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット(ターン番号引用) Wikipediaより
参考：ドライバーズチャンピオンシップ
参考：コンストラクターズチャンピオンシップ
参考：ゴール後各車タイヤ装着の状況
参考：レース成績データ

Lap	tyre	レースラップメモ 35Laps　※フリーズ多発につきスクショなし
01	SS	いつもの15位スタートから13台抜きで2位。以下略
06	SS	1回目Pit@インターミディエイト
20	I	2回目Pit@インターミディエイト
28	I	ハミルトンにラップダウン、シケイン後に譲る

Lap	Laptime	S1	S2	S3	Lap	Laptime	S1	S2	S3
1	1:27.857	30.476	25.354	32.027	19	1:25.204	25.107	27.011	33.086
2	1:19.566	22.697	25.047	31.822	20	1:40.004	25.015	27.304	47.685
3	1:20.454	23.126	25.148	32.180	21	1:24.224	25.127	26.361	32.736
4	1:20.272	23.113	25.290	31.869	22	1:24.258	24.833	26.558	32.867
5	1:22.473	23.976	25.958	32.539	23	1:23.639	24.499	26.490	32.650
6	1:39.009	24.621	27.243	47.145	24	1:24.170	24.501	26.429	33.240
7	1:25.710	25.585	27.147	32.978	25	1:24.321	24.606	26.676	33.039
8	1:23.850	24.372	26.488	32.99	26	1:24.450	24.537	26.841	33.072
9	1:24.714	24.631	26.962	33.121	27	1:24.246	24.640	26.581	33.025
10	1:24.023	24.406	26.650	32.967	28	1:24.523	24.485	26.901	33.137
11	1:24.071	24.571	26.784	32.716	29	1:24.559	24.807	26.812	32.940
12	1:23.917	24.608	26.539	32.770	30	1:24.481	24.550	26.687	33.244
13	1:24.101	24.633	26.347	33.121	31	1:25.743	25.280	26.618	33.845
14	1:25.031	24.642	27.025	33.364	32	1:27.484	25.269	27.863	34.352
15	1:24.619	24.890	26.514	33.215	33	1:32.241	27.317	29.119	35.805
16	1:24.867	24.694	26.808	33.365	34	1:42.605	29.966	31.895	40.744
17	1:25.647	24.875	27.373	33.399	35	1ラップダウン
18	1:24.716	24.712	26.853	33.151

◆アップデート
・キャリパー形状改善：ブレーキ反応性：5.0％アップ
・フロントウイングミッドセクション改良：フロントダウンフォース：5.0％アップ

◆セッティング
予選ドライ

エアロ		ブレーキ	バランス	サス高	バネ	キャンバ	トー
前	2	51%high	3	1	11	-2.60	0.05
後	1	49%high	2	1	7	-0.50	0.20

決勝ドライ→ウェット

エアロ		ブレーキ	バランス	サス高	バネ	キャンバ	トー
前	2	51%	3	1	11	-2.60	0.05
後	2	49%	2	1	7	-0.50	0.20