時を刻むアブダビ戦、最大の障害はロズベルグ

最終ラウンドはヤス・マリーナ・サーキット。前作品に続いてリアタイヤ摩耗に厳しいトラックです。一貫性のあるハンドリングが欲しい。燃料残量はマイナス３ラップ表示からのスタート。コーナーで燃料をしぼりつつ直線で解放するのが周回パターンです。

予選セットのままでも概ね満足するマシンバランスでしたがアウトサイドの縁石処理がピーキー。挙動を改善すべく最低値に設定したリアライドハイドを上げ、リアサスペンションを固めたりと試します。今度はセクター３の低速セクション、２速３速トラクションが抜けやすく操作しずらい。ライドハイドとサスペンションの設定は元に戻す。

ブレーキバランスをフロント寄りを試しハンドリングが良い傾向となり、フィーリングが合うバランス設定を探す。（※私はセットはリア寄りで手動でフロント寄りへ切り替えることにしました）エイペックスを狙ったラインへ素直に曲がるようになり、インサイドのコーナーカットペナルティ防止にも繋がりました。ただ縁石乗り上げ挙動は未改善のためタイヤ摩耗が進んだインラップを注意が必要で、ラインが膨らんだ先に縁石があるとヒヤヒヤ。特にピット入口・最終コーナー付近は縁石には触れたくありません。

決勝は、オープニングラップのバックストレートエンドでポールポジションのロズベルグを仕留めラップリーダーに立ちます。このために、空力のセットアップをできるだけ削りストレートスピードが伸びるように設定。
ピット戦略はルーティンです。一回目のピットストップで、ハミルトン、ベッテルたちと一緒です。ピットガレージが前にあるウィリアムズのボッタスに捕まらないようにピットリリース成功させるとラップリーダーに（※タイムロスするとトップ争いライバルが先行する）。９周目、１回目のアウトラップはラップタイムに余裕があるので安心。

要は２回目インラップ、ロズベルグの順位。彼が直後２位だと運だのみ。

このレース山場となる１８周目、２回目のアウトラップでロズベルグが本領発揮。インラップがとにかく速く、ロズベルグに届かずオーバーカット、やり直しを繰り返しました。先行されるとコース上でオーバーテイクは不可能に近い。ハミルトン、もしくは同等のレースペースがある、ベッテル、アロンソをロズベルグの間に挟んでトップをキープします。あとはリアタイヤを管理してフィニッシュするだけですが、最終ラップはズルッと滑るので気を付けたい。

参考：ヤス・マリーナ・サーキット (ターン番号引用) Wikipediaより
参考：ドライバーズチャンピオンシップ
参考：コンストラクターズチャンピオンシップ
参考：ゴール後各車タイヤ装着の状況

Lap	Laptime	S1	S2	S3	Lap	Laptime	S1	S2	S3
1	1:51.535	24.064	45.145	42.326	15	1:47.625	19.346	45.799	42.480
2	1:47.170	19.256	45.489	42.425	16	1:48.225	19.379	46.094	42.752
3	1:47.340	19.385	45.590	42.365	17	1:50.474	19.867	45.954	44.653
4	1:48.528	19.287	46.186	43.055	18	2:05.075	37.665	45.305	42.105
5	1:48.499	19.539	46.279	42.681	19	1:47.437	19.316	45.950	42.171
6	1:48.047	19.598	45.682	42.767	20	1:46.768	19.354	45.453	41.961
7	1:48.479	19.580	45.762	43.137	21	1:47.045	19.449	45.469	42.127
8	1:52.078	19.956	46.228	45.894	22	1:47.105	19.359	45.725	42.021
9	2:05.816	38.265	45.511	42.040	23	1:47.853	19.380	45.934	42.539
10	1:46.448	19.370	45.184	41.894	24	1:48.478	19.446	46.121	42.911
11	1:46.881	19.107	45.708	42.066	25	1:48.348	19.752	45.861	42.735
12	1:47.180	19.542	45.840	41.798	26	1:48.600	19.639	46.109	42.852
13	1:47.175	19.369	45.771	42.035	27	1:48.662	19.612	46.079	42.971
14	1:47.543	19.501	45.591	42.451	28	1:49.528	19.569	47.080	42.879

◆アップデート
・キャリパー形状改善：ブレーキ反応性：5.0％アップ
・フロントウイングミッドセクション改良：フロントダウンフォース：5.0％アップ
・フロアプレートとリアボディワーク改良：リアダウンフォース：5.0％アップ
・エンジン燃料マップ改良：エンジン摩耗：10.0%ダウン
・サスペンションアーム改善：メカニカルグリップ：10.0%アップ
・エンジンソフトウェア改良：エンジン摩耗：10.0%ダウン

◆セッティング
予選・決勝ドライ ※手動でブレーキバランスをフロント寄り推奨

エアロ		ブレーキ	バランス	サス高	バネ	キャンバ	トー
前	3	47%high	8	10	9	-2.50	0.15
後	1	53%high	10	1	5	-1.10	0.38